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  • 執筆者の写真TESZARA

フィリピンの会計事務所とのオンラインミーティングで学んだ日本との違い

今週、オンラインでフィリピンの会計事務所とミーティングを

行ったのですが、いろいろ学ぶことがあり有意義なミーティングでした。


昨年までは、別の会計事務所に依頼していたのですが、ミスが多かったり

適切なアドバイスが得られないなどがあったため、新しい事務所に

変えました。


小規模な事務所から、有名な大手事務所まで何社か訪問し打ち合わせを

した上で決定した事務所で、親会社が会計の監査と税務申告を行い、

子会社の事務所が日々の会計処理のサポートをしてくれる体制です。


会計事務所を変更するのに伴い、会計システムもクラウドベースで

グローバルで使われている会計システムに変更しました。


このとき気がついたのは、日本の会計システムは、基本的に日本語で

日本だけを対象にしたシステムなのに対し、フィリピンのシステムは

英語ベースの世界で使われているシステムということでした。


長年日本のシステムを使ってきた私にとって、会計用語を全て英語で

処理しなければならないということだけでも大変なのですが、

システムそのものも、日本のものと大きく違うので、マスターするのが

大変です。


当面はTESZARA Incの担当者に頑張ってもらうことにしています。


さて、その会計事務所はフィリピン企業だけでなくアメリカ企業、

韓国企業なども担当しているのですが、日本企業を担当するのは初めて

ということで、契約が決まった時は、事務所トップのパートナーが

出てきて、会計事務所の入り口の会社のロゴの入った受付前で

一緒に写真を撮りましょうとまで言われ、あれ? 日本企業は

日本語が通じる日系の会計事務所を使っていて、海外でも日本人は

日本人どおし日本語でビジネスをしているのだということを

思い出させられました。


 さて、そんなことで新しい会計事務所と仕事をスタートして数ヶ月が

経ったのですが、社内の打ち合わせで、経理担当者が

「指示された会計処理方法が日々の会計処理をしている事務所の担当者から

おかしいと言われたのですけれども自分ではうまく説明できないので

会計事務所とのミーティングをできないでしょうか?」と依頼され

今回オンラインミーティングを行うことになったのです。


パンデミック前だったらフィリピンに行かなければならなかった

ところですが、今はオンラインで簡単にミーティングをできるので

便利な時代になりました。


さてミーティングにはこちらから私とTESZARA IncのPresident、

そして経理担当者が出席し、相手側からは日々の会計処理をしている

子会社からアソシエートやアシスタントが4名、親会社からは

パートナーが2名出席しました。


結局、経理処理についてはこちらで指示していたことが正しかったことを

親会社のパートナーが認め解決したのですが、このミーティングで

日本とは大きく違うことをいくつか発見しました。


まず第一にみんなが若いことです。

日本では会計事務所や弁護士事務所のパートナーといえば50~60代を

イメージしますが、今回出てきたパートナーは共に30代?の女性

でした。


というか、ミーティングに参加した全員が女性でした。

前回のミーティングには男性もいたので女性だけの企業では

ないのでしょうが女性が活躍しているというのを強く感じました。


そして最初はわからなかったのですが、ミーティングの中でわかったのは、

パートナーは子育て世代で自宅でリモートワークをしているのに対し若手は

オフィスで働いているということでした。


若手はビデオ画面の背景をボカシだけなのでオフィスの様子が

わかります。

一方、パートナーは会社のロゴの入った背景をつかっていたので

わからなかったのですが、ある時、ちらっと子供の顔が後ろに入り、

あ〜、在宅勤務なんだということがわかりました。


フィリピンではこのように女性が働きやすい環境ができているので、

管理職もほぼ半分が女性であり、また、出生数も高く人口ボーナスが

まだ20年以上続く活気のある国でいられるのがわかりました。



日本も学んで欲しいところですね。







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