英会話クラスの方は楽しんでいます。
佐藤優という元外交官で鈴木宗男事件で獄中暮らしを
した人がいますが、彼の書いた本によると、韓国人
中国人の多くが語学留学先にフィリピンを選ぶそうで、
理由はコストパーフォーマンス。2ヵ月半位で大学でて
文法レベル問題ない人ならそうとうなレベルまで行く
とのことでした。
半信半疑でしたので、今回は1ヵ月にしましたが、
教員の質は高く、マンツーマンですので話す時間が
圧倒的に長いので、なるほどと納得しました。
楽しんでいます。
教員はとにかく若くエネルギーがあり、好奇心が強い
ことです。ゲーテインスティトゥートというドイツ
外務省の外郭団体がやっているドイツ語クラスに
長く通っていましたが、教員の年齢層が高く、
それなりに優秀です。
しかし教員も長年やっているとマンネリに陥り
若いときに持っていた情熱を失いがちになります。
ドイツ人気質というのも関係しているのかも知れませんが、
生徒と教員の間に距離感がありました。
今回はそれがありません。マンツーマンと十数人の
クラスですから単純比較は出来ません。
ですから、思いついたままに書きます。
こんなことがありました。先生がこのあと予定が
ありますかと聞くので、ありませんと答えると、
授業を延長していいですかと聞くので、
いやもおうもありません。
延長したあとに、質問してよろしいですかと続きます。
一瞬何を言われたのかわからず、きょとんとした顔を
していると、「ええ、私が質問するのです。」
その質問ですが、「日本語の小説を読んでいると、
男性が自分のことを指す名称に俺と僕との言い方が
ありますが、そのニュアンスの違いをおしえて
くれませんか。」と言うものでした。
思わず。Good question! It is difficult to explain.
A moment please ! です。
しばらく考えた末、こう答えました。
どの社会もそうですが、日本もいろいろなグループから
構成されています。この場合、俺グループと僕グループに
分けて見ましょう。
小説を読んだときに僕と自分を呼ぶ登場人物が出てきた
場合、私は育ちがよく、どこかひ弱さを持っている人物を
イメージします。
それに対して俺と名のる人物はどこかがさつですが、
エネルギッシュな人物をイメージします。
日本語ネーティブは無意識でイメージ操作をしていると
思います。と答えました。
言葉遣いとか文脈とかで、もっと複雑なイメージ操作を
しているのだと思います。とその場での回答と一晩考えて
翌日捕捉したものも含めて、もちろん完全なブロークンですが、
大意そんな答えをしました。元教員としては先生の役柄
まで与えてもらって、感謝感激です。
それで、別の先生ですが、今どんな本を読んでいますか?
というところから導入部です。
読んでいる本の説明を私がします。最近読んだ本の中で
私に薦めるとすればどんな本ですか?
その間にも彼女の今読んでいる本の話しも入ります。
theosophy に凝っているお嬢さんなので、
私は帚木隆生の「ネガティブケーパビリティ」という本を
薦め、逆にネガティブケーパビリティとはなんだと
思いますかとこちらが質問します。
なかなかこういう会話ができる機会は日本でもありません。
とにかく授業を楽しんでいます。ということにつきます。
先生たちの若さからエネルギーを貰っている感じです。
また機会を見つけて来たいと思っています。
宜しくお願い致します。
#フィリピン英会話留学 #DCEC #マカティ #マニラ
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